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クリニックに整理券が必要な理由

2026.01.21
発券機

クリニックの待合は、診療そのものより先に「体験」が始まります。混雑している日ほど、患者様が抱える不満は医療の内容ではなく、待ち時間の見通しに集中しがちです。整理券は、その見通しを“仕組み”として提供し、現場と患者様の双方を助ける道具になります。

待合のストレスは「見通しのなさ」から始まる

朝の受付開始直後、待合室に人が集まり、受付の前には小さな行列ができます。患者様が受付を終えると、まず確認したくなるのは「いつ呼ばれるのか」です。しかし、混雑が進むほど、受付スタッフが個別に答えるのは難しくなります。「あと何人ですか」「外に出ても大丈夫ですか」という質問が重なると、スタッフは電話応対や会計処理の手を止めざるを得ません。

整理券の本質は、単なる紙の発行ではなく、順番の“ルール”を全員に共有することです。ルールが曖昧だと、患者様同士の認識にズレが生まれます。たとえば「先に来たはずなのに後から呼ばれた」と感じると、そこに不信感が生じます。もちろん診療には優先度の判断が入る場面もあり得ますが、少なくとも受付の順番管理は、誰が見ても分かる形にしておくほどトラブルが減ります。

さらに、待ち時間が読めない状態は、患者様の行動を“待合室に固定”しやすくします。外出できない、車で待てない、トイレに行くにも気を遣う。結果として待合が密になり、院内の空気は落ち着かなくなります。整理券は、この「見通しのなさ」を減らし、患者様が自分の時間を取り戻すための起点になります。

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整理券が生む3つの効果:公平性・安全性・スタッフ集中

整理券が必要とされる理由は、大きく3つに整理できます。1つ目は公平性です。受付の先着順が「番号」という共通言語になると、順番の解釈が一致し、納得感が生まれます。紙であっても番号が発行されるだけで、呼び出しの基準が明確になります。

2つ目は、安全性と混雑緩和です。待合が混むほど、体調の悪い患者様ほど負担が増えます。整理券があれば、患者様は「自分の順番」を基準に行動を選べます。院内に留まる必要が薄れ、結果として待合の密集を抑える方向に働きます。

3つ目は、スタッフの集中です。問い合わせ対応や呼び出しの混乱が減ると、受付・会計・診療補助の本来業務に集中しやすくなります。当社の導入事例でも、待ち時間の問い合わせが多かった状況で、患者様が順番状況を確認できるようになり、問い合わせが大きく減ったケースが報告されています。また「あとどれくらい待つのか分からない」という不安が、クレームやスタッフ負担につながっていた課題が、情報の見える化で緩和された例もあります。“説明の手間”が減ると、現場は静かに回り始めるという点は、実務上とても大きいポイントです。

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「紙の整理券」だけでは限界がある時代

一方で、紙の整理券だけでは解決しきれない課題も増えています。代表的なのが「待ち人数が分からない」「外出して良いか判断できない」「呼び出しに気づけない」といった問題です。番号が手元にあっても、次に呼ばれるタイミングが読めなければ、患者様は結局待合に留まりやすくなります。

このギャップを埋めるのが、インターネット接続型の仕組みです。たとえば、整理券の二次元コードを読み取って、現在の待ち人数やステータスをスマートフォンで確認できる形にすると、患者様は「今どのあたりか」を把握できます。さらに、呼び出しが近づいた時点で通知(LINEやメール等)を受け取れる運用にすると、聞き逃し・外出先での取り逃しが起こりにくくなります。

現場側にもメリットがあります。呼び出し操作を「音声呼出」「無音呼出」のように分けて扱えれば、状況に応じて待合への刺激を抑えつつ、番号の更新は確実に行えます。不在になった番号を一時的に別状態へ移し、戻せる運用があると、受付前での揉め事が減ります。さらに、受付方法が「現地受付」か「Web受付」かが区別でき、未チェックインの状態を管理できると、患者様の到着タイミングと待ち列の整合が取りやすくなります。

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当社のクラウド発券なら「必要な理由」に機能で答えられる

整理券が必要な理由は、突き詰めると「待ちの不確実性を下げること」です。当社のクラウド受付の考え方は、その不確実性を“患者様の画面”と“現場の画面”の両方から減らすところにあります。現地ではタッチパネルで用件を選んで整理券を発行し、整理券の二次元コードから患者様が待合状況を確認できる導線を用意できます。加えて、呼び出し通知をLINEやメールで登録できる運用も想定されており、院内放送に頼り切らない呼び出しが可能になります(運用範囲は施設設定に依存します)。

現場の呼び出しは、タブレットの呼出操作機で行い、音声呼出と無音呼出を使い分けられます。不在時に「不在」へ移動して管理し、戻す操作ができるため、呼び出し後の行き違いを整理しやすくなります。必要に応じて番号を検索してステータスを確認したり、メモを残して注意点を共有したりする運用も可能です。ただしメモはログに残る前提のため、個人情報は入力しないというルール設計が重要になります。

また、クラウド型の強みは「日々の運用変更」にあります。管理者向けWebツールでは、施設情報や営業時間表示の編集、用件ごとの受付時間(臨時の休業や延長など)をカレンダーで設定し、現地受付とWeb受付で時間を分ける考え方も採れます。さらに、データ集計の閲覧やCSVダウンロードが想定されており、混雑の傾向を振り返って体制を調整する材料にもなります。ログインは二段階認証や自動ログアウトの注意が記載されており、運用面の安心材料にもなります。整理券を「配る」から「活かす」へ、という移行を支えるのが当社のクラウド発券です。

まとめ

クリニックに整理券が必要な理由は、待ち時間そのものをゼロにするためではなく、待ちの不安を減らすためです。順番の公平性が担保されると、患者様の納得感が上がり、受付の説明負担も下がります。待合の混雑が緩和されれば、院内の安全性にも寄与します。これらは、紙の整理券でも一定の効果があります。

ただし、近年は「待ち時間の見通しをスマホで確認したい」「呼び出しを通知で受け取りたい」という期待も高まり、インターネット接続型の価値が増しています。整理券の二次元コードから待合状況を確認できる、Web受付とチェックインを分けて待ち列を整える、音声/無音呼出や不在管理で現場を整流化する。こうした機能は、整理券が必要とされる“根っこ”の課題に対する具体的な答えになります。整理券を導入するなら、なぜ必要かを言語化し、その理由に機能が直結しているかを基準に選ぶことが、結果的に運用の失敗を減らします。

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FAQ
Q1. 整理券があれば予約はいらなくなりますか?
A. 予約は「来院時間の約束」、整理券は「来院後の順番の可視化」という役割が異なります。両者を併用し、来院後の待ちを整理券で整える運用も一般的です。
Q2. スマホを持たない患者様への配慮はできますか?
A. はい。現地で整理券を発行し、番号表示モニタや音声呼出で案内する運用が考えられます。スマホ確認は“できる人が使える追加手段”として設計すると混乱が減ります。
Q3. LINE通知は必須ですか?
A. 必須ではありません。通知は運用上の選択肢であり、患者様が待ちを把握する手段を増やす目的で利用されます(利用可否は設定・契約条件に依存します)。
Q4. 個人情報の扱いが心配です。
A. 番号で運用する設計であれば、氏名を呼ばずに案内でき、プライバシー配慮につながります。運用ルールとして、メモ等に個人情報を入力しないことが重要です。
Q5. 受付時間の変更(臨時休診など)は柔軟に対応できますか?
A. 管理者向けWebツールで用件ごとの受付時間をカレンダー設定する考え方があり、臨時の休業や延長などを反映する運用が想定されます。

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