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LINE連携で変わる順番整理券の常識
順番整理券のデジタル化が進む中で、LINEは呼び出し通知の受け皿、順番の確認はWebという役割分担が定着しつつあります。弊社「ネコの目」では、発券後に番号札のQRコードを読み取るとビジターページへ遷移し、現在の呼出番号や待ち人数をスマホで確認できます。一方、呼び出し接近時はLINE通知に登録しておけば、新しいアプリを入れずに普段使いのLINEで確実に気づける——この二本立てが現場と利用者双方のストレスを大きく減らします。QRからの待合状況確認とLINE通知登録の流れは、弊社の操作マニュアルにも明記されています。さらに、自治体での採用例では、発券機が「ネコの目.com」と連携して情報配信できることが採用理由となっており、Webでの見える化と通知の分離が運用上の実利を生んでいます。
日本はLINEの普及率が高く、誰もが日常的に使い慣れているため、通知はLINE、確認はWebという設計は、導入負荷の小ささと理解のしやすさで高く評価されています。弊社としても、この方針を標準的な整理券体験としてご提案しています。
ポイント:「順番の確認=ネコの目.com」「呼出通知=LINE(またはメール)」。この区別が、待合の混雑緩和と問合せ削減を同時に実現します。
スマホで待ち時間を確認できる仕組みとは?
仕組みの中心はビジターページ(ネコの目.com)です。来庁・来院後に発券された番号札のQRコードを読み取ると、待合状況(呼出番号・待ち人数・経過時間)がスマホのブラウザに表示されます。これにより、利用者は席を外しても随時状況を把握でき、呼出の直前で戻る判断が可能になります。また、弊社のクラウド受付は、現地受付とWeb受付(事前発券)の両経路を扱え、Web受付は当日チェックイン後に番号札が発券されます。
自治体の導入事例では、「ネコの目.com」でリアルタイムの混雑配信が可能な発券機を採用したことで、区民に空いている時間帯の来庁を促すなど運用効果が確認されています。Webに順番確認を集約し、通知はLINEに分担することで、誰でも使える・迷わない導線を実現します。
LINE通知で呼び出しもスムーズに
LINE連携の役割はあくまで呼出の気づきに特化しています。番号札のQRコードからビジターページにアクセスし、「LINE通知サービス」を選んで登録すれば、呼出のタイミングでプッシュ通知を受け取れます。メール通知も選択でき、利用者の好みに合わせて運用可能です。施設側は、通知の「●人前」等のタイミングを設定することで、戻りやすい余裕時間を確保し、呼出時の不在や差し戻しを減らせます。
日本におけるLINEの高い浸透は、追加アプリ不要・直感的という導入メリットを生みます。通知は日常的に目にするUIで届くため、見落としが少なく、呼出の定着率も向上します。これが結果的に全体の待ち時間短縮と窓口回転の安定に寄与します。
患者様・来庁者・職員、それぞれの負担を軽減
患者様・来庁者側では、「今どれくらいで呼ばれるか」をスマホで把握でき、買い物や所用で時間を有効活用できます。医療機関の事例では、外出後の戻り忘れが減少し、待合の混雑緩和や高齢の患者様の座席確保にも効果が見られました。 窓口側では、混雑問合せの大幅減により電話・対面対応の負荷が下がり、コア業務に集中できます。
自治体の事例でも、Web配信+通知により、空いている時間帯の来庁を促すなど需要を平準化。混雑回避と待ち時間短縮の実績が報告されています。 さらに、データ集計を通じて混雑の時間帯や未チェックイン数を把握し、運営改善のPDCAに活かす動きも進んでいます。
導入事例から見る、LINE通知の実力
N耳鼻咽喉科様では、ビジターページでの待合状況確認により問合せが激減。外出先からの確認機会が増え、戻り忘れも減少しました。 Y皮膚科様では、あと何人で呼ばれるかの視覚化によりイライラが軽減し、スタッフ負担も軽くなったとのフィードバックがあります。
M区役所様では、LINEやメールの呼出通知サービスを含む「ネコの目」を採用し、混雑状況のWeb配信と併用することで、来庁時間の分散や待合の密回避を実現しました。これらの事例が示すのは、通知(LINE)と確認(Web)の最適分担が運用に与える確かな効果です。
「ネコの目」とLINE通知機能の連携ポイント
運用設計の要は設定と導線です。まず、用件ごとに「呼出通知サービス」の利用可否と、通知タイミング(●人前)を管理ツールで調整します。 次に、番号札や待合掲示で「QR→ビジターページ→LINE登録」の導線を明確化。ビジターページのフッターに案内を常設するなど、迷わないUI配置が効果的です。
また、現地受付とWeb受付の整合を取り、チェックイン時の発券や表示順を統一することで、呼出の齟齬を防ぎます。 最後に、集計機能で未チェックインや不在回数、平均待ち時間などを可視化し、通知人数・タイミングのチューニングに活かすと、戻り率の最適化に繋がります。
まとめ
順番の確認はWeb(ネコの目.com)、呼出の気づきはLINEに役割を分けること。これにより、利用者はアプリを増やさず、見慣れた画面で通知を受け取りつつ、ブラウザでいつでも進行状況を確認できます。結果として、待合の混雑や「今どこまで進んだのか」という不安が和らぎ、呼ばれた瞬間の行き違いも減ります。施設側にとっても、待ち時間に関する問い合わせが自然とWebへ移り、窓口・電話の負担が軽くなります。
導入時は、番号札や掲示で「QR → ビジターページ → LINE通知登録」の動線を明確にし、通知のタイミング(例:●人前)を使いやすい位置に設定する――まずはこの二点からで十分です。現地受付とWeb受付の案内順をそろえれば、運用もスムーズ。既存機器を活かしながら段階的にネット接続・表示連携を広げる方法も選べます。私たち弊社は、現場の状況に合わせた最小限の設定から伴走し、「迷わず、待たせない」体験づくりをお手伝いします。